厳正な審査の結果、以下の7企画がJSNPT2025公募シンポジウムとして採択されました。
各企画のタイトル・演者・ねらいは以下の通りです。
椿 淳裕 |新潟医療福祉大学(企画者/発表者/座長)
前川 侑宏 |神戸市立医療センター中央市民病院(発表者)
守屋 正道 |昭和医科大学(発表者)
岩田 健太郎 |神戸市立医療センター中央市民病院(座長)
脳卒中患者の早期離床に関して,特に超早期からの介入に対してはその効果はコントラバーシャルである.病態が不安定な時期は,血圧などをモニタしながら離床を行うが,重症患者では離床時に血圧と脳循環とが異なる変動をすることも示されている.ポータブルの近赤外線分光装置を利用することで,これまでモニタできなかった脳循環を可視化できる時代となった.早期離床におけるパラダイムシフトや今後の展望を議論する。
猪村 剛史 |広島大学大学院医系科学研究科(企画者/発表者/座長)
増田 知子 |千里リハビリテーション病院(発表者)
福間 雄士 |株式会社みうら義肢製作所(発表者)
重度下肢麻痺者の歩行再建に向けた理学療法では長下肢装具の活用が推奨される。近年、歩行中の立脚・遊脚期に応じた膝関節運動をコンピューターにより自動制御する装具の開発が進み、多くの現場への普及が期待される。コンピューター制御長下肢装具の普及は目指すべき歩行練習の姿を大きく変える可能性がある。本シンポジウムでは、コンピューター制御膝継手を活用した近未来の神経理学療法のあり方を議論することをねらいとする。
北野 貴之 |浜松医療センター(企画者/発表者)
増田 健太 |TMGあさか医療センター(発表者)
星 あかね |鶴巻温泉病院(発表者)
中川 俊 |TMGあさか医療センター神経集中治療科(座長)
意識障害は重症脳卒中によって生じる。意識障害患者は自発的にリハビリテーション課題に取り組めないため、意識障害の改善とその徴候の正確な評価は重要である。Coma Recovery Scale-Revised(CRS-R)は行動反応に基づき意識障害の重症度を分類できるため、国際的なガイドラインで推奨されているが、日本ではあまり知られていない。本シンポジウムでは、CRS-Rの意義と、急性期および慢性期における意識障害患者のリハビリテーションについて議論する。
内藤 善規 |豊橋市民病院リハビリテーションセンター(企画者/座長)
浦上 慎司 |星ヶ丘医療センターリハビリテーション部(共同提案者)
山中 裕介 |星ヶ丘医療センター看護部(発表者)
急性期脳卒中において、症状悪化予防のリスク管理をした上での早期離床の推進をする必要があり、またポジショニングなどにより疼痛や肺炎等の合併症予防に努める必要がある。また、それには理学療法士単独ではなく看護師との連携が不可欠で非常に重要であるため、本シンポジウムでは早期離床におけるリスク管理のポイント、合併症予防のポイント、看護師連携の重要性について触れ、急性期脳卒中リハのレベルアップを図りたい。
佐藤 剛介 |奈良県総合医療センター(企画者/発表者/座長)
師岡 祐輔 |埼玉医科大学(発表者)
森田 智之
|神奈川県総合リハビリテーションセンター
神奈川リハビリテーション病院(発表者)
身体活動は生活習慣病の予防、機能回復、合併症予防、生活の質の向上に不可欠である。脊髄損傷者は運動麻痺や自律神経障害により活動が制限され、活動量増加への取り組みや実態把握は不十分である。特に車椅子移動が主であるため、従来の計測法は適用が困難である。本シンポジウムでは、脊髄損傷者の活動量増加の意義や活動量向上に向けた具体策、および適切な計測方法について多角的に議論を深める。
金子 文成 |東京都立大学(企画者/発表者/座長)
上原 信太郎 |藤田医科大学(企画者)
阿部 浩明 |福島県立医科大学(発表者)
本シンポジウムでは,中枢神経系損傷後の歩行機能再建において,中枢パタン生成器を念頭に行う歩行トレーニング戦略を肯定する臨床データを供覧し,その有効性を裏付けると想定される生理学的背景を理解したい。脊髄に存在する,多種感覚器に由来する回路の統合など,歩行機能に関連した生理学的機序を整理しつつ,中枢パタン生成器を念頭に行われる理学療法の意義を考え,臨床の指診を示す。
西川 良太 |長野県立こども病院(企画者/発表者/座長)
東 周平 |北九州市立総合療育センター(企画者/発表者)
浅野 伝美 |京都大学医学部附属病院(発表者)
Family-Centered Care/Servicesは、こどもの発達支援における最良の実践と考えられ、こども・家族の「語り」が重要な役割を担う。「語り」は、こどもの経験や成長を家族と支援者が共に捉え、その意味を見出すプロセスであり、信頼関係の構築や支援の決定に不可欠である。しかし、科学的知見は十分に知られておらず、具体的な方法も模索されている。シンポジウムでは「語り」を活かした発達支援の在り方を考え、支援者と協働する具体的な戦略を提案する。
本学術大会では、公募シンポジウムを会員の皆様より募集します。タイムリーで先進的な企画や臨床の問題点に切り込む斬新な企画をお待ちしております。どうぞ奮ってご応募ください。
※応募領域の特定枠名を修正しました。登録テンプレートも変更されています。すでに登録された方は修正不要です。今後提出される方は、新しいテンプレートをご利用ください。(2025年3月17日更新)
1.企画提案者(オーガナイザー)、共同提案者は(一社)日本神経理学療法学会会員であること。
2.発表演者(シンポジスト)の最低1名は(一社)日本神経理学療法学会会員であること。
3.発表演者(シンポジスト)を務める理学療法士は、登録理学療法士であること。
2025年2⽉14⽇(⾦)正午 〜 4⽉15⽇(⽕)正午
4月22日(火)正午まで延長しました
※応募を締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。
1.公募シンポジウムは最先端の内容としてください。教育的な内容を重視した企画ではありません。
2.ご提案いただきました内容は、学術⼤会側にて検討のうえ、採否を決定させていただきます。
3.他のご提案との統合をお願いすることもございますので、ご提案の内容が必ずしも最終案とならない場合がありますことを予めご了承ください。
4.共同でのご提案も可能です。企画提案者(および共同提案者)が座⻑を務めていただきます。企画提案者は、他の公募シンポジウムの企画提案者になることはできません。但し、シンポジストになることは可能です。
5.シンポジストとしての重複に制限はございません。
6.提案数の制限はございません。
<特定枠>
●脊髄損傷
●脳卒中
●小児・発達
●神経難病
<自由枠>
テーマに制限はありません
●シンポジウムタイトル:50⽂字以内
●シンポジウムのねらい:200字以内
●発表演者の発表内容と予定時間
●総合討論のテーマとねらい:箇条書きで簡潔に記載してください。
●総合討論のまとめ:200字以内
●理学療法発展に寄与し得る効果:簡潔に記載してください。
※時間は60分以内としてください(総合討論を含む)。
※文字数は全角文字1字、半角英数字0.5字として換算してください。
1.発表⽇時は、⼤会⻑および準備委員会に⼀任とさせていただきます。
2.発表は会場での対⾯形式となります。後日オンデマンド配信を予定しています。
下記登録テンプレート(Word)をダウンロードしていただき、必要事項をご記入のうえ、運営事務局までメール添付にてお送りください。
1.大会事務局から、内容について問い合わせをさせていただく場合がありますので、全員のE-mailアドレスが必要となります。
2.(公社)日本理学療法士協会会員は会員番号を入力いただきます。
登録テンプレート(Word)送付先アドレス jsnpt23@nex-tage.com(運営事務局)
●登録時の件名は【公募申込み】としてください。
●修正時の件名は【公募修正申込み】としてください。(応募期間中のみ受付)
※運営事務局では登録テンプレートを受領次第、受領通知メールを送信いたします。
※受領通知メールが届かない場合は登録が完了しておりませんので、他の受信フォルダー(迷惑メール受信フォルダーなど)や受信拒否設定等を確認のうえ、下記 運営事務局までE-mailにてお問い合わせください。
※採否通知は、ご登録いただいたメールアドレスにお知らせいたします。(5⽉上旬予定)
株式会社 ネクステージ
〒920-0059 石川県金沢市示野町南45番地
TEL:076-216-7000 FAX:076-216-7100
E-mail:jsnpt23@nex-tage.com